lama laba配合剤一覧と使い分けのポイント解説

LAMA/LABA配合剤の種類と商品名、成分の違い、適応疾患をまとめて解説。COPDや喘息治療で正しく使い分けるための知識を整理しました。あなたの処方選択は本当に最適ですか?

lama laba配合剤の一覧と使い分けを整理する

LAMA/LABA配合剤は「COPDにしか使えない」と思い込んでいると、喘息合併例で本来得られる治療効果を逃す可能性があります。


🫁 LAMA/LABA配合剤 3つのポイント
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現在4種類のLAMA/LABA配合剤が存在

ビベスピ・ウルティブロ・アノーロ・スピオルトの4製品があり、それぞれデバイスと成分の組み合わせが異なります。

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主な適応はCOPDだが喘息合併例にも考慮可

COPD治療のファーストラインとしてガイドラインでも推奨されており、ICS単独より気流制限改善効果が高いケースがあります。

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閉塞隅角緑内障・前立腺肥大は禁忌

抗コリン成分(LAMA)を含むため、閉塞隅角緑内障や前立腺肥大による排尿障害のある患者には使用できません。


lama laba配合剤とは何か:LAMAとLABAの基本作用



LAMA(Long-acting muscarinic antagonist)は長時間作用性抗コリン薬、LABA(Long-acting β2-agonist)は長時間作用性β2刺激薬の略称です。 この2つは、気管支拡張に対してそれぞれ異なる受容体に作用するため、単剤の組み合わせよりも相加的・相乗的な効果が期待できます。


関連)https://pharmacist.m3.com/column/special_feature/7222


LAMAはムスカリン受容体をブロックすることで気道平滑筋を弛緩させ、LABAはβ2受容体を刺激することで気管支を拡張させます。つまり2つの経路から同時にアプローチする薬です。


関連)https://k-tosaka.sakura.ne.jp/Inhalation/CombinationInhalers.pdf


COPDでは気道炎症よりも気流制限が主体となるため、炎症を抑えるICS(吸入ステロイド)よりも、この2種類の気管支拡張薬の組み合わせが治療の中心に位置づけられています。 これが基本です。


関連)https://pharmacist.m3.com/column/special_feature/7222


配合剤を使う最大のメリットは服薬アドヒアランスの改善です。 例えばシーブリ(グリコピロニウム)とオンブレス(インダカテロール)を別々に使っていた患者さんをウルティブロ1剤に切り替えることで、吸入回数と薬剤コストを同時に減らせます。pharmacista.jp


関連)https://pharmacist.m3.com/column/special_feature/7222


lama laba配合剤4製品の成分と商品名一覧

現在日本で使用できるLAMA/LABA配合剤は4種類です。 意外ですね。それぞれ成分もデバイスも異なります。


関連)https://k-tosaka.sakura.ne.jp/Inhalation/CombinationInhalers.pdf


商品名 LAMA成分 LABA成分 デバイス メーカー
ウルティブロ吸入用カプセル グリコピロニウム臭化物 インダカテロールマレイン酸塩 ブリーズヘラー(DPI) ノバルティス
アノーロエリプタ ウメクリジニウム臭化物 ビランテロールトリフェニル酢酸塩 エリプタ(DPI) GSK
スピオルトレスピマット チオトロピウム臭化物水和物 オロダテロール塩酸塩 レスピマット(SMI) ベーリンガー
ビベスピエアロスフィア グリコピロニウム臭化物 ホルモテロールフマル酸 エアロスフィア(pMDI) アストラゼネカ




関連)https://pharmacist.m3.com/column/kurumi/5547


スピオルトレスピマットはソフトミスト吸入器(SMI)という点が他の3製品と異なります。 吸う力が弱い高齢患者でも肺への到達率が高いという特徴があります。


関連)https://www.kasai-yokoyama.com/bronchial-asthma-test/


ウルティブロのインダカテロールは1日1回投与で完結するのが特徴です。 一方、ビベスピは1日2回投与となるため、用法を混同しないよう注意が必要です。


関連)https://pharmacist.m3.com/column/kurumi/5547


用法・用量はデバイス選択と同じくらい重要です。処方時には患者の吸気力・生活リズム・手技習得のしやすさを同時に評価することが原則です。


lama laba配合剤の適応疾患:COPDと喘息の違い

4製品すべての主な適応は慢性閉塞性肺疾患(COPD)の気流制限改善です。 ただし、適応の細部には製品間で差があります。


関連)https://k-tosaka.sakura.ne.jp/Inhalation/CombinationInhalers.pdf


COPDのガイドライン(GOLD)では、症状が中等度以上の場合、LAMA/LABA配合剤を単剤より優先することが推奨されています。 日本においても心合併症リスクが欧米より低いため、LAMA/LABA配合剤をファーストラインとする考え方が広まりつつあります。


関連)https://www.jmedj.co.jp/blogs/product/product_3477


注意が必要なのは喘息単独への使用です。ICSを含まないLAMA/LABA配合剤を喘息患者に単独で処方すると、気道炎症の制御が不十分になり増悪リスクが上がります。 喘息が合併するCOPDの場合は、後述するICS/LAMA/LABA 3成分配合剤への切り替えを検討します。


関連)https://www.kasai-yokoyama.com/bronchial-asthma-test/


喘息の増悪はステロイド内服が必要になり、副作用リスクも大きく跳ね上がります。 これは見落としがちなデメリットです。


関連)https://www.kasai-yokoyama.com/bronchial-asthma-test/


ICS+LABAとの使い分けのポイントは「炎症主体か気流制限主体か」にあります。 呼吸機能検査スパイロメトリー)でFEV1/FVC低下が明確なら気流制限主体と判断できるため、LAMA/LABA配合剤の適応を考慮します。


関連)https://pharmacist.m3.com/column/special_feature/7222


lama laba配合剤の禁忌と主な副作用

LAMA成分(抗コリン薬)を含むため、閉塞隅角緑内障と前立腺肥大による排尿障害のある患者は禁忌です。 処方前の問診で必ず確認します。


関連)https://k-tosaka.sakura.ne.jp/Inhalation/CombinationInhalers.pdf


抗コリン作用による副作用として口渇、便秘、排尿困難が起こりえます。特に高齢男性では前立腺肥大の既往が見落とされやすいため注意が必要です。 ここは慎重に確認が必要です。


関連)https://k-tosaka.sakura.ne.jp/Inhalation/CombinationInhalers.pdf


LABA成分による副作用としては頻脈・動悸・低カリウム血症などがあります。β遮断薬との併用は相互作用でLABAの効果が減弱するため、心疾患合併患者の処方では必ず薬歴を確認します。


関連)ics-laba-lama-difference/">https://kobe-kishida-clinic.com/respiratory-system/pulmonology/asthma-inhaler-types-ics-laba-lama-difference/


吸入テクニックの問題も副作用に関係します。デバイス操作が不適切だと薬剤が口腔内に残り、局所副作用(口渇、のどの痛み)が増えます。 吸入指導は処方後も継続が必要です。


関連)https://www.kasai-yokoyama.com/bronchial-asthma-test/


副作用モニタリングの具体的な確認先として、添付文書の改訂情報をPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)のサイトでリアルタイムに確認することをお勧めします。


関連)https://kobe-kishida-clinic.com/respiratory-system/pulmonology/asthma-inhaler-types-ics-laba-lama-difference/


LAMA/LABA配合剤を使う場合は「禁忌確認・デバイス選択・吸入指導」の3点が条件です。


lama laba配合剤からICS/LAMA/LABA 3成分配合剤への移行タイミング

LAMA/LABA配合剤で症状コントロールが不十分な場合、ICS(吸入ステロイド)を加えた3成分配合剤への切り替えが選択肢になります。 これは使えそうな知識です。


関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf


現在日本で使用可能な3成分配合剤は以下の3製品です。


関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf



関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf


関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf

  • エナジア吸入用カプセル(モメタゾン/インダカテロール/グリコピロニウム):ブリーズヘラー、1日1回


関連)https://pharmacist.m3.com/column/kurumi/5547


3成分配合剤への切り替えを検討するタイミングの目安として、以下を参考にします。


  • LAMA/LABA配合剤使用中に年2回以上のCOPD増悪がある


関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf


関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf

  • 喘息を合併している(ACO:Asthma-COPD Overlap)


関連)https://pharmacist.m3.com/column/special_feature/7222


テリルジーは1日1回1吸入という操作の簡便さが最大の特徴です。 高齢者や吸入手技に不安がある患者への導入では、この使いやすさは大きなアドヒアランス向上要因になります。


関連)https://www.miyabyo.jp/di_topics/docs/3%E6%88%90%E5%88%86%E9%85%8D%E5%90%88COPD%E6%B2%BB%E7%99%82%E5%89%A4%EF%BC%88ICS%20LAMA%20LABA%EF%BC%89.pdf


切り替えの際には「LAMA/LABA配合剤の中止」と「3成分配合剤の開始」を同日に行い、成分の重複投与が起きないよう薬歴を整理します。LAMAやLABAを含む単剤が別で処方されていないかを確認するのが安全上の必須ステップです。


関連)https://k-tosaka.sakura.ne.jp/Inhalation/CombinationInhalers.pdf


参考:吸入薬の配合剤の成分・適応を整理した表解記事(m3.com薬剤師向け)
【表解】ICS/LABAとLAMA/LABAの成分・適応を整理! - m3.com薬剤師


参考:COPD治療薬ICS/LAMA/LABA 3成分配合剤の比較情報(宮崎病院DI委員会)
3成分配合COPD治療剤(ICS/LAMA/LABA)比較 - 宮崎病院


参考:吸入薬の合剤まとめPDF(LABA・LAMA・ICS複数配合剤の成分早見表)
吸入薬の合剤(LABA・LAMA・ICS複数配合剤)まとめ

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