あなた、PGE1を安全と思い連続投与で低血圧ショック招くことあります

プロスタグランジンE1(PGE1)は、細胞内のcAMPを増加させることで血管平滑筋を弛緩させます。これにより末梢血管抵抗が低下し、血流が改善します。特に末梢動脈疾患では、血流量が20〜30%改善する報告もあります。
つまり血管を広げる薬です。
この作用は速やかに発現します。静注では数分以内です。
急速に効くのが特徴です。
一方で、血圧低下も同時に起こります。収縮期血圧が20mmHg以上低下するケースもあり、循環動態が不安定な患者では注意が必要です。
低血圧がリスクです。
PGE1は以下のような場面で使用されます。
・閉塞性動脈硬化症
・糖尿病性末梢循環障害
・新生児の動脈管開存維持
特に新生児領域では重要です。動脈管を開存させることで肺血流や体循環を維持します。投与量は通常0.01〜0.05μg/kg/分です。
ここが生命線です。
ただし成人とは全く別のリスクがあります。新生児では無呼吸が10〜20%で発生するとされ、人工呼吸管理が必要になるケースもあります。
呼吸抑制に注意です。
副作用として最も重要なのは低血圧です。これは血管拡張作用の延長線上にあります。特に高齢者では、投与後30分以内に急激な血圧低下が起こることがあります。
急変しやすい薬です。
さらに、血小板凝集抑制作用により出血傾向も増加します。手術前後の患者では出血量が1.5倍程度増える可能性があります。
見落とされがちです。
消化管出血や脳出血のリスクもあるため、抗凝固薬との併用には慎重な判断が必要です。
併用注意が原則です。
投与は持続静注が基本です。急速投与は避ける必要があります。理由は急激な血圧低下を防ぐためです。
持続投与が基本です。
例えばアルプロスタジル製剤では、成人で5〜10μg/日を持続点滴するケースが一般的です。ですが、患者の体格や循環状態で大きく変わります。
個別調整が必要です。
投与管理のリスク対策として、急激な血圧変動を避けることが重要です。そのための対策として、輸液ポンプでの厳密な速度管理を行うという選択が有効です。
機械管理が安全です。
あまり知られていませんが、PGE1は中断時にもリスクがあります。特に新生児では、投与停止後30分以内に動脈管が閉鎖し、急激に低酸素状態になることがあります。
止め方が重要です。
これは「効いている状態」が前提の薬だからです。つまり、投与している間だけ循環が保たれているケースです。
依存性がある薬です。
このリスク対策として、搬送時や機器トラブル時の途切れを防ぐ必要があります。そのための具体策として、シリンジポンプのバッテリー残量を事前確認するという行動が有効です。
準備が安全を守ります。
参考:新生児循環管理とPGE1使用の詳細(動脈管開存維持・無呼吸リスクについて)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK551684/
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