あなたのpH判断、腎臓軽視で急変リスク増です

腎臓は1日あたり約70〜100mEqのH+を排泄します。これは体内で産生される固定酸のほぼ全量に相当します。つまり慢性的なpH維持の主役は腎臓です。結論は腎臓依存です。
近位尿細管ではHCO3-の約80〜90%が再吸収され、遠位尿細管ではH+分泌が行われます。ここでアンモニア(NH3)が重要です。アンモニア緩衝が破綻すると急速にアシドーシスが進行します。ここが盲点です。
慢性腎不全ではこの機構が破綻し、代謝性アシドーシスが進行します。例えばeGFRが30未満になると補正能力が低下します。つまり腎機能低下はpH異常の予兆です。
このリスク回避として、慢性腎疾患患者の重炭酸値(22mEq/L未満)を定期確認することが重要です。検査を確認するだけで進行を早期把握できます。これは使えそうです。
肺はpH調節の即応部隊です。CO2は揮発性酸として作用し、呼吸数変化で数分以内にpHが変動します。ここが速さの本質です。つまり即効性です。
例えばPaCO2が40→60mmHgに上昇すると、pHは約0.1低下します。この変化は数分で起こります。急性呼吸不全ではここが支配的です。かなり重要です。
しかし過換気による代償には限界があります。最大でもPaCO2は10〜15mmHg程度しか下げられません。代償には限界があります。意外ですね。
急性期の判断では、pH異常を見たらまず呼吸性か代謝性かを切り分けることが重要です。ABGを確認するだけで方向性が決まります。これが基本です。
血液pHは主に炭酸緩衝系で決まります。式で表すとHenderson-Hasselbalch式です。pHはHCO3-/PaCO2比で決まります。ここが核心です。
具体的にはpH7.4はHCO3-24mEq/LとPaCO2 40mmHgの比率です。この比が20:1で維持されるのが正常です。比率がすべてです。つまり比の問題です。
このバランスが崩れるとすぐ異常になります。例えばHCO3-が12に低下すると、PaCO2も約20まで低下して代償します。代償関係が重要です。ここを見ます。
この理解があると、代償が適切かどうかを数値で判断できます。Winterの式などを使うと異常混合を見抜けます。計算で見抜けます。これは強力です。
臓器間連携が崩れると危険です。例えばCOPD患者では慢性高CO2状態が続きます。腎臓がHCO3-を増やして代償します。これが慢性代償です。
しかし急性増悪でCO2がさらに上昇すると、腎臓は即応できません。ここで急性呼吸性アシドーシスが重なります。急変しやすいです。ここが怖いです。
逆に嘔吐などで代謝性アルカローシスになると、呼吸抑制で代償します。ただし低酸素が制限になります。完全には補正できません。ここが限界です。
このようなケースでは単一臓器で考えないことが重要です。複合的に評価するだけで見落としを防げます。つまり全体視点です。
実は肝臓や骨もpHに関与します。骨はH+を取り込み緩衝します。慢性アシドーシスでは骨脱灰が進行します。これは見逃されがちです。意外ですね。
また肝不全では乳酸処理が低下し、代謝性アシドーシスが悪化します。乳酸は重要です。つまり肝機能も関係します。
さらに輸液選択もpHに影響します。生理食塩水を大量投与すると高Cl性アシドーシスになります。Cl過剰が原因です。ここも重要です。
このリスク回避として、代謝性アシドーシス傾向の患者では酢酸リンゲルや重炭酸含有輸液を選択する判断が有効です。輸液を選ぶだけで悪化を防げます。これが臨床差です。
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