アミノインデックスと費用の関係と検査概要

アミノインデックス検査にかかる費用や保険適用の可否、検査の特徴について医療従事者向けに詳しく解説しています。この検査を患者に勧める際のポイントとは何でしょうか?

アミノインデックスの費用と保険適用

アミノインデックス検査の費用の特徴
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費用相場

医療機関により2万円~3万円程度の幅があり、ドック併用で割引となるケースも

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保険適用

全額自己負担の自費診療となり、健康保険は適用されない

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検査内容

1回5mlの採血で複数のがんや生活習慣病リスクを同時評価

アミノインデックスリスクスクリーニング(AIRS)は、血液中のアミノ酸濃度バランスを測定することで、がんや生活習慣病のリスクを評価する検査です。この検査の最大の特徴は、たった1回の採血(約5ml)で複数の疾患リスクを同時にスクリーニングできる点にあります。
参考)アミノインデックスリスクスクリーニング検査 検査料金:22,…

医療機関によって検査費用に差があり、一般的には22,000円から30,000円程度の範囲となっています。例えば、がんリスクスクリーニング(AICS)のみの場合は22,000円~24,200円程度、生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)を含めた総合的なAIRS検査では25,000円~30,000円程度が相場です。人間ドックや健康診断のオプションとして受診する場合、単独受診より割安になる医療機関もあります。
参考)アミノインデックス®リスクスクリーニング(AIRS®)のご案…

重要な点として、アミノインデックス検査は健康保険の適用外であり、全額自己負担の自費診療となります。検査結果は通常2週間程度で報告され、受診者には結果に応じた精密検査受診の必要性が示されます。
参考)検査詳細

アミノインデックス検査における費用設定の実態

全国の医療機関におけるアミノインデックス検査の費用には一定の幅が存在します。豊中診療所では男性5種が26,200円、女性6種が28,600円と設定されており、健診との併用では割引価格が適用されます。洛和会ヘルスケアシステムでは男女ともに24,200円(税込)で統一されています。
参考)アミノインデックス検査

費用に幅がある理由として、医療機関ごとの自費診察料の設定や、がんの検査種類数の違いが挙げられます。男性は通常5種類のがん(胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん)、女性は6~7種類のがん(男性の5種に加えて乳がん、子宮・卵巣がん)が検査対象となるため、女性の方がやや高額になる傾向があります。
参考)アミノインデックス検査|さきたに内科・内視鏡クリニック|千葉…

AICSのみを受診する場合と、AILSを含むAIRS全体を受診する場合でも費用が異なります。医療機関によっては、ドックとの併用で3,000円程度の割引が適用されることもあり、患者へのオプション提案時には併用メリットを説明することが有効です。
参考)新アミノインデックス検査

アミノインデックス費用における保険適用外の理由

アミノインデックス検査が保険適用外となる理由は、この検査が疾患の確定診断を行うものではなく、リスク評価を目的としたスクリーニング検査であるためです。日本の医療保険制度では、予防的な検査や健康増進を目的とした検査は基本的に保険適用外とされています。
参考)アミノインデックス検査で、癌のリスクが分かる!? - ららぽ…

この検査は、血中アミノ酸濃度のバランス変化から統計学的にがんや生活習慣病のリスクを算出するものであり、画像検査や腫瘍マーカーのように病変を直接検出するわけではありません。そのため、診断や治療方針の決定に直結する検査とは位置づけが異なります。
参考)アミノインデックス外来

一方、AICS検査でランクCと判定された場合の精密検査(内視鏡検査、画像診断など)については、通常の保険診療として実施可能です。患者に検査を説明する際には、初回のスクリーニング検査は自費であるものの、異常が疑われる場合の精密検査は保険適用となることを明確に伝えることが重要です。​
費用対効果の観点から、複数のがんを一度にスクリーニングできる利点を考慮すると、個別にがん検診を受けるよりも総合的なコスト削減につながる可能性があります。
参考)アミノインデックス検査の精度・費用|文京区の文京動坂診療所|…

アミノインデックス検査の対象年齢と費用の関係

アミノインデックス検査には、がんの種類ごとに推奨される対象年齢が設定されており、この年齢要件が費用設定にも影響を与えています。胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がんについては25歳~90歳が対象ですが、前立腺がんは40歳~90歳、子宮がん・卵巣がんは20歳~80歳と設定されています。
参考)アミノインデックス がんリスクスクリーニング検査

これらの年齢制限は、各疾患の発症リスクと検査精度の統計学的データに基づいて設定されています。対象年齢外の患者が検査を受けた場合でも検査自体は実施可能ですが、評価の信頼性が保証されないため、医療機関側で受診を推奨しないケースもあります。
参考)アミノインデックスがんリスクスクリーニング検査(がんリスク検…

生活習慣病リスクスクリーニング(AILS)については、20歳~80歳が基本対象で、認知機能低下の評価は50歳以上に限定されています。年齢による検査項目の違いが費用に反映されることはありませんが、適切な対象者に検査を提案することで、費用に見合った効果的なスクリーニングが実現できます。
参考)アミノインデックス検査について

妊娠中、授乳中、がん治療中、透析患者、先天性代謝異常の方は検査結果に影響が出るため受診対象外となっており、これらの条件を事前に確認することで不要な費用負担を避けることができます。
参考)アミノインデックス

アミノインデックスの費用対効果と検査精度

アミノインデックス検査の費用対効果を評価する上で重要なのは、検査精度とリスク判定の信頼性です。AICS検査では、検査結果をランクA、B、Cの3段階で評価し、ランクCは通常の約10倍のがんリスクを示すとされています。一般集団におけるがん罹患率が約1/1,000(0.1%)であるのに対し、ランクCでは約1%のリスクとなります。
参考)https://www.tanaka-cl.com/vaccine_amino.html

この検査は早期がんにも対応しており、従来の腫瘍マーカーよりも高い感度を示すがん種もあります。ただし、がんの有無を直接診断する検査ではなく、あくまでリスク評価であることを患者に明確に説明する必要があります。
参考)アミノインデックス がんリスクスクリーニング(AICS) 血…

臨床研究では、各がん種について約5%の受診者がランクCと判定されるように設計されていますが、実際の臨床現場ではランクC判定の頻度が異なる場合もあります。検査の特性として、感度を高めるために偽陽性(リスクが高いと判定されるが実際にはがんでない)も一定数含まれることを理解しておく必要があります。
参考)よくあるご質問

国際的な臨床検証研究でも、血漿遊離アミノ酸(PFAA)プロファイルに基づくAICSの有用性が報告されており、特に肺がんでは術後の再発予測にも活用できる可能性が示唆されています。費用面では2~3万円の負担がありますが、1回の採血で複数のがんを同時にスクリーニングできる利便性と、早期発見による治療費削減の可能性を考慮すると、予防医療の選択肢として一定の価値があります。
参考)https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6761170/

アミノインデックス検査前の費用説明と患者対応

医療従事者が患者にアミノインデックス検査を提案する際、費用面での透明性のある説明が不可欠です。検査前には、保険適用外であること、医療機関によって費用が異なること、検査結果に応じて追加の精密検査が必要になる可能性があることを明確に伝える必要があります。​
検査の事前説明では、受診される方向けの資料を活用し、検査内容に関するチェックリストへの記入を求めることが推奨されています。特に重要なのは、検査前8時間の絶食(水のみ可)、検査前日の高タンパク質食の制限、検査当日朝の運動制限などの注意事項の徹底です。
参考)検査前の注意点

これらの注意事項を守らないと正確な検査結果が得られず、費用に見合った価値が得られない可能性があります。また、アミノ酸サプリメント、アミノ酸含有スポーツ飲料、牛乳、ジュースなども検査前には控える必要があります。
参考)検査の流れ

検査予約時には、午前中の採血が必須であることも説明します。検査結果は通常2~3週間で郵送され、ランクCの場合は精密検査受診の推奨と、保険診療での検査が可能であることも併せて伝えることで、患者の不安を軽減できます。
参考)アミノインデックス検査

費用説明の際には、健康診断や人間ドックのオプションとして受診することで割引が適用される場合があることも情報提供し、患者にとって最も経済的な受診方法を提案することが望ましいです。​