あなたの判断ミスで3日以内にDKA入院です

糖尿病シックデイとは、感染症や発熱、嘔吐・下痢などにより血糖コントロールが急激に崩れる状態を指します。
特に38℃以上の発熱や、1日3回以上の嘔吐はリスクが高いです。つまり急変しやすい状況です。
通常時と違い、食事摂取量が減っても血糖は上がるケースが多く見られます。これはストレスホルモン(コルチゾールやカテコールアミン)が増加するためです。結論は高血糖優位です。
さらに、口渇・多尿・倦怠感が同時に出た場合、ケトアシドーシスの前兆である可能性があります。
見逃しやすいポイントです。
シックデイ時に血糖が上昇する主因は、インスリン作用不足と糖新生の亢進です。
例えば感染時は、基礎代謝が通常の約1.2〜1.5倍に上がります。つまり消費と産生がズレます。
ここで多くの医療従事者が陥る誤解が「食べていない=低血糖リスク優先」です。
しかし実際は、インスリン中断による高血糖の方が重篤化しやすいです。これは重要です。
特に1型糖尿病では、インスリン中断後12〜24時間でケトン体が上昇し始めます。
短時間で進行します。
シックデイ対応の原則は「インスリンは止めない」「水分は確保」「糖質は少量補給」です。
インスリンは通常量の50〜100%を維持するケースが多いです。インスリン継続が基本です。
食事が取れない場合でも、経口補水液やスポーツドリンクで1時間あたり100〜200mlを目安に補給します。
脱水回避が最優先です。
ここでのリスクは、自己判断による完全絶食です。
その回避のためには、発熱時の標準補給量を事前にメモしておくという行動が有効です。
受診の目安は明確です。
血糖値が300mg/dL以上が持続、または尿・血中ケトン陽性の場合は緊急対応です。つまり即受診です。
さらに、嘔吐が6時間以上続く、または水分摂取ができない場合も危険です。
ここが分岐点です。
特にβヒドロキシ酪酸が3.0mmol/L以上の場合、DKA進行リスクが高いとされています。
数値で判断できます。
この場面のリスクは「様子見による重症化」です。
その回避には、血中ケトン測定が可能な簡易測定器を1つ準備する行動が有効です。
医療従事者でも見落としやすいのが「軽症感染でも重症化する」点です。
例えば軽い感冒でも、1型糖尿病では48時間以内にDKAへ進行した報告があります。意外ですね。
また、高齢2型糖尿病では食欲低下が主症状となり、発熱が目立たないケースもあります。
非典型が多いです。
つまり「軽そうに見える」が最大の落とし穴です。
認識のズレです。
このリスクを避けるには、症状の強さではなく「血糖変動」を優先して評価することが重要です。
評価軸がポイントです。
参考:シックデイの具体的対応と数値基準
https://www.jds.or.jp/modules/publication/index.php?content_id=4