酸塩基平衡国試問題代謝呼吸アシドーシス解法

酸塩基平衡の国試問題を確実に解くための思考プロセスや落とし穴を整理しています。アニオンギャップや代謝・呼吸の判別で迷う原因とは何でしょうか?

酸塩基平衡国試問題解法

あなたはpHだけで判断すると国試で3点落とします

酸塩基平衡の攻略要点
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判定の順序

pH→PaCO2→HCO3-の順で整理すると混乱しにくい

📊
アニオンギャップ

AGで代謝性アシドーシスの原因を一気に絞れる

⚠️
頻出ミス

代償と混合障害の見落としが得点差になる


酸塩基平衡国試問題の基本pH判定と流れ

酸塩基平衡の国試問題では、最初の一手が得点を左右します。多くの受験者はpHだけで「アシドーシスかアルカローシスか」を判断して終わりがちですが、それでは不十分です。pHが7.35未満ならアシドーシス、7.45超ならアルカローシスという基本は重要ですが、それはスタート地点にすぎません。ここで止まると失点します。つまり入口判断です。


次に見るべきはPaCO2とHCO3-です。例えばpH 7.30、PaCO2 50mmHg、HCO3- 24mEq/Lなら、呼吸性アシドーシスと判断できます。このように「どちらが主因か」を決める流れが重要です。ここが基本です。


この順序を守るだけで、国試レベルでは正答率が大きく上がります。逆に順序を飛ばすと、混合性障害で混乱します。ここは頻出です。


酸塩基平衡国試問題の代謝性アシドーシスとアニオンギャップ

代謝性アシドーシスでは、アニオンギャップ(AG)が鍵になります。計算式はAG = Na - (Cl + HCO3-)で、正常値は約12±4です。この数値が20以上なら明らかに高値と判断できます。ここが分岐点です。


例えばAGが24なら、乳酸アシドーシスやケトアシドーシスが疑われます。一方、AGが正常(例えば10)なら下痢や尿細管性アシドーシスを考えます。つまり原因分類です。


この区別ができないと、選択肢で迷います。特に「糖尿病患者+意識障害+AG上昇」は頻出パターンです。ここは押さえたいですね。


原因の絞り込みに迷う場面では、MUDPILES(古典的覚え方)などを使うのも有効です。原因整理です。


酸塩基平衡国試問題の呼吸性異常と代償の考え方

呼吸性障害では「代償」を必ず考えます。急性か慢性かでHCO3-の変化が異なるためです。例えば急性呼吸性アシドーシスでは、PaCO2が10上がるごとにHCO3-は約1上昇します。ここがポイントです。


慢性の場合は約3〜4上昇します。この差を知らないと、慢性COPD患者の問題で誤答します。よく出ます。


例えばPaCO2 60でHCO3-が30なら、慢性呼吸性アシドーシスと判断できます。こうした「代償の程度」を見ることで、単純か混合かも判断可能です。つまり見分けです。


代償を無視すると、混合障害を見逃します。ここは落とし穴です。


酸塩基平衡国試問題の混合性障害の見抜き方

混合性障害は国試の差がつくポイントです。単純障害なら代償は一定の範囲に収まりますが、それを外れる場合は混合を疑います。ここが核心です。


例えば代謝性アシドーシスで予測PaCO2は「1.5×HCO3- + 8 ±2」で求めます。この式から外れる場合、呼吸性障害が合併しています。これが判断基準です。


実際の問題では「思ったよりPaCO2が低い」などの違和感がヒントになります。違和感は重要です。


この視点を持つだけで、難問の正答率が上がります。ここは実力差です。


酸塩基平衡国試問題の落とし穴と独自視点チェック法

意外と見落とされるのが「アルブミン補正」です。低アルブミン血症ではAGが見かけ上低く出ます。例えばアルブミンが2.0g/dLなら、AGは約5程度低く評価されます。これは盲点です。


つまりAGが正常でも、実は高AGアシドーシスの可能性があります。ここは例外です。


このリスクを避ける場面では、「低栄養や慢性疾患患者」→「AG過小評価を防ぐ」→「アルブミン値を確認する」という流れで1回チェックするだけで十分です。これで回避できます。


また、血液ガスだけでなく臨床文脈(敗血症、糖尿病、腎不全)とセットで考えると、選択肢の絞り込みが速くなります。結論は統合です。