あなたのステロイド初期投与で3割が腎機能悪化します

巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の治療では、ステロイドが第一選択として広く使用されています。具体的にはプレドニゾロンを1日0.8〜1mg/kgで開始し、寛解導入を目指します。しかし、寛解率は約50〜60%にとどまります。つまり万能ではありません。
問題はステロイド抵抗性です。初期治療で反応しない患者の約30〜40%は、その後も腎機能が徐々に低下し、5〜10年で透析導入に至るケースがあります。これは見逃せません。
ステロイド大量投与による副作用も重要です。感染症リスクは約2倍、糖尿病発症も約15%に増加すると報告されています。つまりリスク管理が必要です。
このリスク場面では、副作用軽減を狙い、投与量や期間を電子カルテでテンプレート化して確認する方法が有効です。確認するだけでOKです。
ステロイド抵抗性や依存性のFSGSでは、免疫抑制薬が選択されます。代表的なのがシクロスポリンやタクロリムスです。シクロスポリンは寛解率約60〜70%とされ、一定の有効性があります。これは重要です。
ただし腎毒性が問題です。血中濃度が高い状態が続くと、糸球体硬化をさらに進める可能性があります。血中濃度は100〜150ng/mL程度に維持するのが一般的です。ここがポイントです。
また、長期使用で再発率が高いのも特徴です。中止後1年以内に約50%が再発すると報告されています。厳しいところですね。
この再発リスクの場面では、再燃早期検知を狙い、尿蛋白試験紙を定期的に患者自身に使用させる方法が有効です。自宅で確認するだけです。
近年、遺伝性FSGSの存在が注目されています。NPHS2やAPOL1などの遺伝子異常が関与し、全体の約10〜20%を占めるとされます。意外ですね。
このタイプでは免疫抑制療法が無効です。つまり、ステロイドやシクロスポリンを使用しても寛解しません。ここが重要です。
結果として、無効な治療を数ヶ月続けることで、時間的損失と副作用リスクだけが増加します。これは避けたいところです。
この無効治療リスクの場面では、早期見極めを狙い、若年発症や家族歴がある場合は遺伝子検査を検討することが有効です。検査で判断です。
参考:遺伝性ネフローゼの解説と遺伝子情報
https://www.nanbyou.or.jp/entry/4850
FSGS治療において見落とされがちなのが蛋白尿管理です。ACE阻害薬やARBは蛋白尿を30〜50%低下させる効果があります。これが基本です。
蛋白尿1g/日未満にコントロールできると、腎機能低下速度は大幅に緩やかになります。逆に3g/日以上が持続すると、透析リスクが急増します。つまり予後を左右します。
さらにSGLT2阻害薬も有効性が示されつつあります。eGFR30以上で使用可能で、蛋白尿減少と腎保護効果が期待されています。これは使えそうです。
この進行リスクの場面では、腎保護を狙い、RAAS阻害薬の最大耐用量までの調整を行うことが有効です。調整がカギです。
FSGSは再発しやすい疾患です。特に寛解後も約30〜50%が再発します。注意が必要です。
意外な盲点は塩分摂取です。1日6g以上の塩分摂取は蛋白尿増悪と関連し、再発リスクを高めます。これは見逃されがちです。
また肥満も重要です。BMI30以上では糸球体過剰濾過が起こり、二次性FSGSを悪化させます。つまり生活因子も治療です。
この再発リスクの場面では、負荷軽減を狙い、塩分摂取量をアプリで記録する方法が有効です。記録するだけです。
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