両目を別日に手術すると、生命保険の給付金が2回受け取れます。

白内障の標準治療は、濁った水晶体を人工の眼内レンズに置き換える「水晶体再建術」です。使用するレンズの種類によって、費用の構造が根本から変わります。
単焦点眼内レンズを使った超音波手術は、健康保険が全額適用されます。自己負担額は保険の割合によって異なり、目安は以下のとおりです。
関連)https://minamifunabashi-eye.com/blog/gcolumn0006/
| 負担割合 | 片目 | 両目 |
|---|---|---|
| 1割(主に70歳以上) | 約15,000円 | 約30,000円 |
| 2割(70歳以上・一定所得) | 約30,000円 | 約60,000円 |
| 3割(70歳未満など) | 約45,000円 | 約90,000円 |
これが「基本料金」と考えてください。
ただし、同じ単焦点レンズでもレーザーを使った手術は自由診療扱いとなり、片目25〜35万円程度と一気に跳ね上がります。 「保険が使える」と思っていたら実は対象外だった、という落とし穴に注意が必要です。
関連)https://www.hakunaisholab.or.jp/cataract-operation/operation/ophthalmology/
医療機関によっては、検査費用や術後の点眼薬代が別途かかる場合もあります。手術前の説明で「総額いくらか」を確認することが、費用管理の第一歩です。
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2020年10月1日に制度が変わり、多焦点眼内レンズを使った白内障手術が「選定療養」の対象となりました。 これが患者にとって大きなメリットです。
関連)https://hakunaisyo.asano-eye.com/price.php
選定療養とは、手術の技術料は健保適用のまま、患者が希望するオプション(ここでは多焦点レンズ代)だけを自費で追加払いする仕組みです。具体的な費用目安は以下のとおりです。
関連)https://www.hakunaisholab.or.jp/study/elective/
つまり、以前は全額自費だった多焦点レンズ手術が、選定療養によって「技術料部分の自己負担が3分の1になった」ということです。これは使えます。
完全自由診療(未承認の多焦点レンズや一部クリニック)の場合は、片目50〜100万円、両目100〜200万円が相場になります。 費用差は数十万円単位に及ぶため、選定療養が使えるクリニックかどうかを事前に必ず確認しましょう。
関連)https://www.tomita-ginza-cataract.net/column/2025/1007/
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高額療養費制度とは、1か月(1日〜月末)の医療費自己負担額が所得に応じた上限額を超えた場合に、超過分が払い戻される制度です。 白内障手術は活用しやすい典型例です。
70歳以上・一般所得者(年収約370万円以下)の場合、月の上限は18,000円です。 カード4枚分の薄さで計算できるくらいシンプルです。
関連)https://miyazakiganka.net/blog/blog-doctor/1169/
💡 ここで重要な戦略があります。
70歳未満(3割負担・一般所得)の場合、月の上限は約80,100円(標準所得層)です。 両眼を同月中に受ければ、実質この金額内に収まることも多いです。
関連)https://kusabaclinic.com/expensive-medical-charge/
さらに、事前に加入する健保組合や国保に「限度額適用認定証」を申請しておくと、窓口での支払いが最初から上限額で止まります。後から申請して払い戻しを待つ手間を省けるため、手術が決まった時点で申請しておくことが基本です。
📎 参考:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」(年齢・所得別の上限額一覧)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
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多くの方が見落としているのが、民間の医療保険・生命保険の手術給付金です。白内障手術(水晶体再建術)は、ほぼすべての医療保険で手術給付金の支払い対象となっています。
関連)https://www.matsuokaganka.com/cataract_op/faq-insurance-coverage/
ここで見落としがちな重要ポイントがあります。
関連)https://faq.metlife.co.jp/answer/6a0521e70a615307ddc5e410/
給付金の相場が1回あたり5万〜10万円だとすると、別日手術にするだけで最大10〜20万円の差が生まれます。 痛いですね、同日手術を選んでしまっていると。
関連)https://faq.pgf-life.co.jp/faq/show/32?category_id=47&site_domain=default
ただし、保険会社・契約内容によっては「同一疾患は60日以内に1回まで」という規定がある商品も存在します。必ず手術前に加入保険の約款または担当者に確認することが条件です。
また、古い契約の保険だと「入院を伴わない手術(日帰り手術)は対象外」または「給付額が半減」となる場合があります。 現在の白内障手術は日帰りが主流のため、古い保険証券を持っている方は特に注意が必要です。
関連)https://www.matsuokaganka.com/cataract_op/faq-insurance-coverage/
📎 参考:松岡眼科「白内障手術で保険金はおりますか?」(日帰り給付の注意点も解説)
https://www.matsuokaganka.com/cataract_op/faq-insurance-coverage/
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患者さんへの説明で一番ミスが起きやすいのが、「手術費用」と「トータルの治療費用」を混同してしまうケースです。これは医療従事者として押さえておくべきポイントです。
実際に患者が負担する費用を正確に伝えるためには、以下の費目を分けて説明することが重要です。
単焦点レンズで「3割負担・片目45,000円」と案内していても、術前検査・薬代・眼鏡代を加えると実費は7〜10万円を超えることも珍しくありません。結論は「手術費だけで説明するのは不十分」ということです。
特に多焦点レンズを検討している患者には、「眼鏡が不要になる可能性が高い分、レンズ差額20〜30万円を長期投資として見るかどうか」という視点で比較を提示すると、納得度の高いインフォームドコンセントにつながります。
関連)https://minamifunabashi-eye.com/blog/gcolumn0012/
患者の年齢・ライフスタイル・加入保険・所得区分・手術のタイミングによって最適解が変わる、それが白内障治療費用の実態です。費用の「総額試算」を1枚の紙でまとめて提示できる医療機関が、患者満足度において優位に立ちます。
📎 参考:南船橋眼科「知らないと損する白内障手術の費用削減術7つ」(患者向け費用節約のポイントを詳説)
https://minamifunabashi-eye.com/blog/cataract-cost/
以下が記事の全文です。
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