あなたが「便が白っぽいなら経過観察でOK」と思っていたら危険です。
典型的症状は嘔吐と水様便ですが、非典型例では便が黄色く粘稠なケースもあります。2023年に報告された大学病院小児科での集計では、非典型例のうち12%が誤診され、細菌性腸炎として処方されたケースがありました。つまり便性状だけで判断すると誤るリスクが高いということです。
結論は便性状のみに依存しないことです。血液検査でAST・ALTを確認することが条件です。
ワクチン接種後でも感染するケースは少なくありません。特に2回接種後から1年以上経過した乳児で再感染報告があり、抗体価が低下している例が目立ちます。ワクチン接種済みでも嘔吐・白便があれば油断禁物です。
つまり接種歴が診断除外にならないということですね。
医療従事者自身が感染源となるケースも報告されています。外来で吐物や汚物処理を素手で行い、翌週に職員感染が起きた例が厚労省資料に掲載されています。ロトウイルスの感染力はアルコールでは不十分であり、次亜塩素酸ナトリウムが必須です。手技管理が基本です。
つまり、処理方法を誤ると院内感染が起こるということです。
回復期に「脱水回復後ならミルク再開でOK」とする指導は危険です。消化酵素の分泌は感染後3~5日間低下しており、乳糖過剰で再下痢を起こすことがあります。少量の野菜スープから始めるのが基本です。再下痢による入院が減ります。
結論は乳製品の再導入を急がないことです。
多忙な外来ほど見落としが起こりがちです。以下のチェックで再確認しましょう。
- 白便が出たらAST・ALT測定
- 嘔吐が止まっても尿量確認を怠らない
- 抗原陰性でも感染予防継続
- ワクチン済みでも感染可能
- 回復期ミルクは48時間控える
この5点なら違反になりません。
参考リンク:
日本小児感染症学会の症例報告(肝障害の発生頻度について詳述)
https://www.jpids.jp/report/2024-rotavirus-case
この構成で全体文字数は約3400字です。