あなたの手袋使い回し、2日で院内感染広がります
猫の糸状菌感染は、Microsporum canisが原因の約70〜90%を占めます。円形脱毛や鱗屑が特徴で、直径1〜3cm程度の病変が複数出るケースが多いです。顔面や耳介、前肢に好発します。つまり典型例は限られています。
一方で、痒みが弱く見逃されやすいのが問題です。軽度のフケ程度で終わる例もあります。ここが盲点です。
医療従事者が触診のみで判断すると、約2割は見逃すと報告されています。Wood灯検査や真菌培養が重要です。確定診断が基本です。
人への感染は接触感染が主体です。特に前腕や頸部にリング状紅斑として発症します。潜伏期間は約4〜14日です。ここは重要です。
医療従事者の場合、グローブ着用後のスマホ操作やカルテ共有が感染拡大の温床になります。実際、院内接触面から真菌検出率が30%以上という報告もあります。環境が原因です。
感染拡大リスクの対策として、「接触後の手指衛生徹底→狙いは菌付着遮断→アルコール+石鹸洗浄」を1回行うだけでリスクは大きく低減します。これだけ覚えておけばOKです。
治療は外用だけでは不十分です。多頭飼育や広範囲病変では内服が必要になります。イトラコナゾールが第一選択です。結論は併用療法です。
治療期間は平均4〜8週間です。培養陰性化まで継続が原則です。途中中断は再発率を約2倍にします。厳しいところですね。
副作用として肝機能障害があり、ALT上昇が10〜15%で見られます。定期採血が必須です。ここは重要です。
真菌は環境中で最大18か月生存します。カーペットや布製品に残存します。つまり環境対策が鍵です。
次亜塩素酸ナトリウム0.5%が有効です。洗濯は60℃以上が推奨されます。温度が条件です。
環境由来の再感染リスクを下げるには、「残存菌→再曝露防止→高温洗濯+塩素系消毒」を1回徹底するだけで再発率を大きく下げられます。これは使えそうです。
子猫では無症状キャリアが約30〜50%存在します。見た目が正常でも感染源になります。意外ですね。
保護猫や多頭環境では特に注意が必要です。隔離なしで受け入れると、施設内全体に拡散するリスクがあります。これが現実です。
このリスクを回避するには、「初期スクリーニング→感染持ち込み防止→真菌培養検査」を1回実施するだけで院内感染を防げます。これが原則です。
皮膚糸状菌症の標準的診断と治療の詳細
https://www.jsvetsci.jp/
人獣共通感染症としての皮膚真菌症の解説
https://www.mhlw.go.jp/