2025年10月以降、NACCSの掲示板でコード一覧は見られなくなっており、知らずに旧来の方法で検索しようとすると通関申告が止まるリスクがあります。

輸出入者コードの照会で最も使われるのが、NACCSの「輸出入者情報照会(IIE)業務」です。 bbs.naccscenter(https://bbs.naccscenter.com/qanda/docs/2017100700097/)
IIEとはNACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)上で稼働する専用の照会機能で、JASTPROコードや税関輸出入者コードを入力すれば、紐付く法人番号や登録情報を即座に確認できます。 customs.go(https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/sonota/9703_jr.htm)
通関業者が輸出入申告を作成するとき、荷主から受け取った符号が正しいか、あるいは法人番号との紐付けが完了しているかをその場で確認できるのがIIEの最大のメリットです。 IIEを使いこなすことで、申告データの差し戻しや修正作業を大幅に減らせます。
bbs.naccscenter(https://bbs.naccscenter.com/qanda/docs/2017100700097/)
customs.go(https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/sonota/9703_jr.htm)
customs.go(https://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode/oshirase/kojin.html)
法人番号をお持ちの法人は、2017年10月以降のNACCS更改で申告書の「輸出入者符号」欄に直接「法人番号」を記載する運用に変わっています。 JASTPROコードや税関輸出入者コードを入力しても、システム上で自動的に法人番号へ変換されます。 これが基本の仕組みです。 customs.go(https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/sonota/9703_jr.htm)
コード検索には目的別に3つのルートがあり、場面ごとに使い分けることで時間ロスを防げます。 bbs.naccscenter(https://bbs.naccscenter.com/qanda/docs/2025072300061/)
ルート①:国税庁法人番号公表サイト
法人番号そのものや、企業名・所在地から法人を特定したい場合に使います。 法人番号は公開情報なので、NACCSアカウントがなくても誰でも無料で検索できます。 荷主の法人番号を確認するだけであれば、このサイトが最速です。 newpacific(https://www.newpacific.info/post/impexpcode)
ルート②:NACCSのIIE業務
コードと法人番号の紐付けが正しく完了しているかを確認する場合に使います。 通関申告の直前チェックや、荷主から受領したコードの有効性確認に最適です。 bbs.naccscenter(https://bbs.naccscenter.com/qanda/docs/2017100700097/)
ルート③:税関ホームページ(海外仕出人・仕向人コード照会)
海外企業の仕出人コードや仕向人コード、税関発給コードの一覧は税関HPで照会できます。 外国法人の照会など、NACCSのIIEでカバーしきれないケースに活用します。 bbs.naccscenter(https://bbs.naccscenter.com/qanda/docs/2025072300061/)
| 照会ルート | 対象 | 費用 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 国税庁法人番号公表サイト | 国内法人 | 無料 | 法人番号・企業名の確認 |
| NACCS IIE業務 | 法人(JASTPROコード等保持者) | NACCS利用料内 | コードと法人番号の紐付け確認 |
| 税関ホームページ | 個人・海外企業など | 無料 | 税関発給コード・海外コードの照会 |
個人や個人事業主に関しては、NACCSのIIE業務では照会できない点が最重要の注意事項です。 customs.go(https://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode/oshirase/kojin.html)
法人番号は国税庁が法人等に付番する13桁の番号ですが、個人にはこの番号が付与されません。 そのため個人が通関手続きを自ら行う場合、または通関業者に委託する場合には、税関が発給する「税関輸出入者コード(税関発給コード)」が必要になります。 customs.go(https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/sonota/9703_jr.htm)
税関発給コードの現状についてはいくつかの変更点があります。 法人番号をお持ちの法人については、2017年4月1日に新規発給受付が終了しており、税関発給コードは現在は個人・個人事業主など法人番号を持たない方に限定されています。 customs.go(https://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode/houjinbangou.htm)
customs.go(https://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode/oshirase/kojin.html)
customs.go(https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/sonota/9703_jr.htm)
通関業者として個人荷主を担当する場合は、荷主から直接コード番号を受け取っておくことが円滑な申告につながります。 受け取ったコードの有効性は税関HPで確認できます。
2025年10月12日の第7次NACCS更改以降、NACCSの掲示板でJASTPROコードや税関輸出入者コードの「一覧」は掲載されなくなりました。 bbs.naccscenter(https://bbs.naccscenter.com/qanda/docs/2025072300061/)
これまで一覧PDFやリストをダウンロードして手元管理していた通関業者にとっては、業務フローの見直しが必要な変更点です。 「一覧が見つからない」「いつものやり方で調べられない」という状況が発生した場合、原因はこの仕様変更にある可能性が高いです。
現実的な対応としては、社内の取引先マスタに各荷主のコードと法人番号を紐付けて管理するデータベースを整備し、IIEでの個別照会を都度実施する運用が推奨されます。 一覧に頼らない個別照会体制が、今後の通関業務の標準となります。
NACCSセンター公式Q&A:輸出入者コード一覧掲載終了のお知らせ(詳細と代替照会方法)
通関業務で出てくるコードには「JASTPROコード」と「税関輸出入者コード」の2種類があり、混同しがちですが、発行機関も用途も異なります。 customs.go(https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/sonota/9703_jr.htm)
JASTPROコード(日本輸出入者標準コード)は、一般財団法人日本貿易関係手続簡易化協会(JASTPRO)が発行・管理する番号です。 法人番号を持つ法人が任意で取得でき、NACCSでの申告時に入力すると自動で法人番号に変換されます。 JASTPROの会員向けマイページで自社コードの確認や各種手続きができます。 jastpro(https://www.jastpro.org/pages/265/)
JASTPRO:コード利用案内・マイページ(自社コードの確認と申請手続き)
税関輸出入者コード(税関発給コード)は、税関が発給するコードで、現在は法人番号を持たない個人・個人事業主など向けに限定されています。 法人が保有していた税関輸出入者コードは、法人番号への切替が完了したことで、2017年以降は新規発給・変更受付とも終了しています。 customs.go(https://www.customs.go.jp/zeikan/seido/zeikancode/houjinbangou.htm)
| コード種別 | 発行機関 | 対象 | 現在の位置づけ |
|---|---|---|---|
| JASTPROコード | JASTPRO(民間) | 主に法人 | 任意取得。NACCS入力時に法人番号に自動変換 |
| 税関輸出入者コード | 税関(国) | 個人・法人番号なしの者 | 法人への新規発給は終了。個人向けのみ継続 |
| 法人番号 | 国税庁 | 法人 | 2017年10月以降の輸出入申告の基本コード |
つまり法人ならまず「法人番号」で申告でき、NACCS上の利便性を高めたい場合にJASTPROコードを追加取得するのが基本です。 個人事業主や海外企業の場合にはじめて「税関発給コード」の出番になります。
JETRO:輸出入者符号取得のメリット(JASTPROコードと税関発給コードの比較解説)